探偵のモラル

2002年5月27日(月)「一営利団体によるネットによる社会的な制裁!?」
「スパイ日記!?」(探偵ファイル内)
なんだろう!?なにこれ?だれのHP?どうよ?
例の福岡のネコを虐殺させた者は、2chを利用してその虐殺過程を公開し、多くの人の目に触れることになった。
だから、この探偵社サイトは、”ネットを利用した犯罪”であるから、ネット上で社会的な制裁を与える意味で、ネコを虐殺死させた者の本名や写真・住所などの個人情報を公開するという制裁をしているということであろう。
一見、このような公開のしかたは社会に奉仕しているように見えるが、わたしは、この営利企業サイトが、営利目的のために、ネットを利用した、新しいかたちの私的な拷問をしているとみている。
少なくともこんな口が軽い探偵には依頼はしない。(余談になるが、同ページに見える別の事実についてだが,
被害者に不審な体液が付いていたということだが、だからどうした。警察は被害者遺族の感情に配慮しているからこそ、公式な発表を差し控えているのだ)
そもそもこの制裁過程に、デュープロセスという適正な手続きを踏んでない。加害行為以前の、適正な制裁が明文化された法律の存在。加害者・被害者・被害結果(被害者は誰?)などの特定と事実認定。公平な立場の人による公平な判断。明文化された制裁を忠実に執行できることができる制裁者。
なんであんたが加害者の名前を公開できるの?と素朴な疑問を抱いてほしい。
そしていろいろ冷静に考えてみてほしい。ネコを虐殺し、2chに公開することにより、失った財産権・失った人権・失った社会的な風俗・失った公共の安全などは何か。そして忘れてはいけないのが、ネコを虐殺した者の名前・住所をネットで公開することにより得るであろう財産権・得るであろう無形的なもの・得るであろう社会的な知名度などは何か。
世の中は私利私欲が複雑に連鎖しているのが見えてくると思う。
たしかにペットとされる動物の虐待に対して、わたしたち多くの人々は厳罰を望んでるが、現時点では猫殺しを厳罰にできる法律がない。しかし、だからといって一営利団体が、私的に、ダーティー・ハリーやチャールス・ブロンソンの自警団のようなふりをするのは映画などの架空の世界と混同視させていて、かえって現実の社会秩序を乱すことになるから許されるべきでない。
彼らはネコの虐殺が多くの人々の目に触れることになったと言うが、ほとんど2ちゃんねらーたちの目に触れただけであり、ネットもやらない方々や2chなんか利用しない人の目には触れていないのである。
多くの人がそう思うということで短絡的に行動をすれば、それ自体、多数決を根拠にしているので、少数意見をないがしろにしやすく、暴走行為になりやすく独裁に通じ、かなり危険な行為と言える。
そして、なんら明文化された基準なく制裁がおこなわれることは、制裁者の恣意的な判断の下に独善的な制裁になる恐れが大きいので、私利や私欲が混じり厳罰になりやすく、かかえって被制裁者への過度の人権侵害が行われるおそれが大きい。
例えば、屠殺場をリアルタイムにネット中継した場合とどのように区別をしているのだろうか。ゴミ捨て場を散らかしたカラスは?頭にフンをかけられて憤慨して息の根をとめた鳩は?自慢の鼻のあたまをヤブカにさされた場合は?ニシキヘビやワニをペットにしている場合は?
このネコちゃんの虐殺事件をネットの話題に絡めるならば、ネットの”ある空間”という”器”がなければ公開できなかったろうし、そういう”器”を管理している者が、そういうことが行われることが容易に知りうるのに、
放置しているという点に問題があろう。また事後的にすぐに削除できないという、責任面の能力の問題がある。
一般的な報道機関でさえ、加熱する報道合戦のエスカレートによる人権侵害が社会的な問題になっているのである(報道倫理委員会など)。それは被害者だけでなく、被害者側の近親者の人たち、加害者や加害者の近親者の人たちへの人権侵害が問題になっているのである。
さらに不幸なことに、これら個人情報の無秩序な放置は、個人情報保護法の肯定者たちの論拠のひとつにもなっているのである。
なーるほど、同じ穴の狢、類は友を呼ぶ。案の定、このご紹介サイトは、2chと協力体制に移る予定らしい。探偵業としてはかなりの宣伝効果になって、鼻の下がのびてさぞ嬉しかろう。
芸能人にBが多いのは何故?(2chねるより)わたしはBでもKでも芸能でもないのだが、こんなのは削除したら?
2002年5月30日(木)「みなさんの意見をお聞きしたいです」
27日に紹介したある探偵サイトについての素朴な疑問。
(1).ネコ虐待死事件後ですが、ネコを加害死させた者の本名・顔写真・住所を公開させていること。
(2).今後、微罪についても被害状況により、被疑者の個人情報を公開すると表明していること。
(3).わいせつ系の事件は、特に公にしたがらないという被害者や被害者側のプライベートな感情を最大限に配慮しなければならないのに、被害者に”体液がついてた”とか被害者が”強姦”されたと強調していること。
(4).公的な捜査機関で迷宮入りの可能性がある事件の公開捜査を2chで公開捜査する予定らしいこと。
2002年5月31日(木)「インターネット個人情報保護」
インターネットの匿名性について疑問を持ちながら、個人情報保護を求めることはいささかの自己矛盾さえ感じます。スピーディーな意見が得られない以上、自分たちで考えていくしかないでしょう。これは下の話題と関係ありませんよ。
それと、下記に紹介したサイトについて私が疑問に思ったのは、”福岡のネコ虐待死の犯人の氏名・本名などを公開したこと”についてです。論点がずれてきてしまうので、しばらく観察することにしましょう。
ん~どんどんエスカレートしていくようですが・・・・彼らがやろうとしている未解決事件のネット上の公開捜査なども含めて、人違いや後の裁判で被疑者・被告人が無罪になった場合や冤罪だったときなどどのような賠償をしてくれるのでしょうか。
それと、彼らはしきりにアメリカなどの外国の制度はこうだからといいますが、外国と捜査手続きや裁判制度が異なりますので、まして外国と日本とは風土・気質・文化や歴史にいたるまで同じでないのです。外国を参考にすべきところもあるでしょうけれども、直接根拠にすることは説得力に欠けるでしょう。
ん~下の探偵サイトはフジサンケイグループ系もスポンサーになってるらしい(本人談)。ならばさらにおもしろいことになりそうですね。
2002年7月14日(日)「ある管理人の削除依頼へのある対応~事実の中から真実を見抜く訓練~」
1.ある主張
参考;
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0207/020711-1.html
(注;7月26日(金)まで現状のまま掲載)
詳しいし、説得力ありますね。私も、同種の疑問を持っていたのです。ぜひ、反論文が読みたいです。
2.ある削除依頼
参考;
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0207/020713.html
削除依頼としても、どの部分が中傷なのかわからない。削除依頼がブームになり始めたからといって、
ただいたずらに削除依頼する方が増えている感はある。削除依頼は、他人に一定の行為を要求する行為であり、他人の行為を要求する以上、一定の根拠(証拠)が必要だと思うからです。
>商業サイトであり、このようなことを目的としていることは一切ございません
営利目的サイトであることを自ら自白したわけだ。やはり営利目的が主目的なのに、公益目的を主目的のようなフリをしているということか。
もちろん営利目的を主目的としていても、社会的な還元措置として、社会への恩返しとして、公益な目的への行動に疑問を持つものではない。
>弁護士
弁護士もいろいろいるわけだから、相談されたし。顧問弁護士がいるわけだから、先に顧問弁護士に相談した上で、その顧問弁護士と連名で削除依頼されたほうがよかったと思う。”抽象”と字を誤らなかったであろうし。
3.参考
参考;毎日新聞
http://www.mainichi.co.jp/news/
selection/archive/200102/05/0205e062-400.html

最近、デンパなのは誰??道化師!?

ネットの秩序はみんなが作るべきもの
~討論会「ネット経済における秩序と自由」

ある匿名掲示板の管理人。
>「そのような基準は、行政などが作るべきだ」と意見した。
秩序とは、複数人の原始的な自由が衝突した時に生まれた。
この秩序が、公平性を加味しながら、責任・義務の指標となり、この責任・義務が現代的な自由の前提となった。
すなわち現代的な自由とは、公平性を踏まえた責任・義務を前提とする自由である。
行政が、自由を規制する基準・秩序を作るとどうなるのか。
現在、民意を反映しにくい行政国家の危ぶまれる現象のひとつとして、本来、立法府が制定した立法を執行するだけの機関であるはずの行政府が、立法府の立法行為を過度に手助けをしたり、立法府議会が無能であるか、国民が議員を人選ミスしたために、実質的に行政が立法行為をしてしまっていることに問題がある。
(焦点ボケしますからここではカッコに入れておきますが、さらに、わが国では、民主的なコントロールという口実で議院内閣制となっていますが、その実態は、多数党内閣制となっているという多数党が国家の意思も決めてしまっているのです)
そうするとどうなるか。
必ず、民意から離れた、民意を反映しない、行政側すなわち権力側に有利な立法、一部の者のみへ有利な立法となり、不公平きわまりない立法となってしまうのだ。
すると、立法と政治が一部の者への利益に傾き、これらが相乗効果となり、独裁政治になり、公的な抑圧が強くなる。たとえば、最近では、個人情報保護法案などで目の当たりにしていることと思う。
であるから、行政が基準を作るべきでない、となる。
しかも、言論の自由・表現の自由という原始的な自由が問題になっているからこそ、これらの自由を持ち合わせている自分たちで秩序を作ろうよ、となる。
総務省の人でさえ、「基本的に、これらの各論は行政ではなく、個人がするべきだ」とまともなことを言っているのに、これは、運営:財団法人インターネット協会の人選ミスですね。
そうそう。道化役に選んだと見ればいいのですね。
ならば、ピエロのコスプレしなきゃだめだよ。

1ch.tv"の削除依頼ブーム!?

“1ch.tv”が、他の方が運営されてるHPへも、削除依頼をしていたのを知る。

デンパだより~モラルの低下と信頼失墜と青少年の夢

さて、いつまでも”死に体”の”1ch.tv”の話題で、表紙を埋め尽くされてコギタナクなってしまっては、まさに”デンパ”と言われるのが”オチ”であるから、本サイト内に「1ch.tvの研究」という項を設けて、筆を先に進めることにしよう。
いま日本で問題になっているのが、
“モラルの低下”にともなう”信頼失墜”である。
“世の中への信頼失墜”。
“企業への信頼失墜”。
“大人への信頼失墜”。
などなど、
“世の中””企業””大人”自体のモラルの低下が、原因となっている。
重要な原因の要素は、”本来、権威を求められるはずの者への信頼失墜”この権威が求められる立場にある者が、
“国会議員””地方議員””教職関係者””法曹関係者””マスコミ”などから、”親””自分よりも年上”などまでいろいろな者である。この信頼失墜は、彼ら自身の”モラルが低下”していることが原因だ。しかも、青少年から見れば、社会的な生活の模範となりうる地位となっているだけに、彼らへの信頼失墜は、青少年への社会的な影響が大きい。
信頼回復ということばは当を得ない。現時点では信頼がないのだから、”無”から信頼を得ようと構築する努力が必要だが、景気回復という目先の”金”に目が奪われるなど、自分のエゴに支配されて、そうする努力もしない。
さて、青少年の自殺などの厭世観にひたる原因を、その青少年自身の内心から導き、青少年の意思の啓発を求めようとする考え方もある。
しかし、青少年の内心は、外的な影響を強く受けやすい体質であるから、まず、外的な要因、すなわち社会・世の中・環境を変えて行かなければ、青少年の内心に変化をもたらすことは難しいと考える。
青少年は”夢”・”望み”が多いはずであるが、この”夢””望み”は”世の中の信頼失墜”から影響を受けやすく、簡単に砕かれてしまうものであると思う。
と、いろいろ思索してみると、いちおう成年者である私も、信頼の構築に努力しながら協力して行かなければならないと、
ふと思ふ。
(旧、テキストサイトより)