古本と先輩

古本の行商のような商売がある。
行商という表現は適当でないかも知れないが、古本とテントとテーブルをトラックに乗せて、都内のスーパーの店先や駅のコンコースなどのわずかなスペースを借りて古本を売る。
1週間くらいしたら店をたたみ別の場所へ移動して店を開く。
わたしの職場の先輩に古本マニアの人がいる。
ある日職場付近の大学の古本まつりについていった。
開店前に彼が言うには、「あの人はどこへいってもいるんだよ。
あ、あの人もだよ」と開店を待つ人を指差していっていた。
ちなみにその職場の先輩に「買った古本全部読んでるんですか?」と聞くと、「全部読んでるわけないじゃん!!集めるのが趣味なんだよ!!」と教えてくれた。
ちなみにわたくしは潔癖症なところがあり、古本でない新刊本でさえも買うときには、手垢がついてないのを確かめて、平積みにしてある時は下から抜いた本を選んでるくらいです。
そういえば大学の時の教授は、「古本はどんな菌がついてるかわからないから買ったら一週間くらい日干しした方がいいよ」と言っていた。
(旧、テキストサイトより)